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高血圧症

高血圧
我が国では血圧が高めの方が約4,300万人に上るといわれています。
検診や診察室においては140/90 mmHg、家庭血圧では135/85 mmHgを超えた場合に高血圧と診断されます。
この基準を上回ると動脈硬化が進行し、脳卒中、心筋梗塞などの血管疾患が起こりやすくなることが分かっています。減塩や運動などによる生活習慣の改善にても血圧が下がらない場合は内服加療を行う必要があります。

血圧の季節性変動
血圧は寒暖差などによる変化として季節変動があります。春先から夏にかけては血圧が低めで経過しますが、秋口から冬にかけて血圧が上昇する傾向にあります。
寒い時には内服にて血圧を下げる必要がある方も、暑くなると血圧が下がりすぎるため内服薬を減量したり、中止できたりする場合があります。

早朝高血圧
血圧は日内変動といって1日の中でも大きく変動します。日中や夜間の血圧は高くないのに、起床後1‐2時間以内の血圧が高い(135/85mmHgを超える)高血圧を早朝高血圧といいます。心筋梗塞や脳血管障害などのリスクが上がると言われていますが、寝ている間は特に頭痛などの症状が分かりにくく、治療が不十分な場合があります。
当院ではできるだけ、自宅血圧を測定してもらい、極端な血圧の変動がないかを確認しながら、内服調節を行っていきます。

治療について

降圧薬はいくつかの種類があり、問診の上でその方に適していると思われる内服薬を処方します。軽症の方は1剤のみで調節可能な場合もありますが、多くの場合が複数の内服薬を併用して血圧を低下させます。
内服開始後はご自宅の血圧を測定してもらい、その結果に合わせて内服薬を増減したり、変更したりすることがありますのでご了承ください。

 

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